Dream of you ―君の夢を見る―

雪が降った――

今年も思い出す――

真っ白い雪の中・・白い肌に真っ赤な血を流し

自分の腕の中で去ったあの人を――

守りきれなかった・・あのひとを・・・
***
「剣心!剣心!」
「う・・ん・・あ、薫殿。どうしたでござるか?こんな夜中に・・」
「どうしたもなにも、剣心、うなされてたわよ」
「え・・」

あぁ・・またあの夢だ・・
毎年、雪が降ると、あの夢を見る・・

「起こしてしまって悪かったでござるな。おやすみ。」
「まって。どんな夢だったの?」

薫は、俺にたずねる。
俺がうなされる夢なんて、あれしかないとわかっているくせに・・

「また・・巴さんの・・・?」
「・・・・」
「わかった。剣心・・無理しないでね。またうなされてたら起こすから。」
「なにも、無理なんかしてはおらんよ。」
「してる!絶対無理してる!我慢してる!」
「してないって・・・」

うそだ・・本当は、泣きたいくらい悲しいくせに・・
どうして俺は、いつもこうなんだ・・ ?
「私の前でくらい、無理しないでよ!」
「え・・・?」
「私は・・剣心に、本音で接してほしいの・・!」
「薫殿・・・」
「そうしてよ!!」
「・・薫殿・・ありがとう・・嬉しいでござるよ」
「私は本音を言っただけよ!」
「そうでござるか・・では、今度こそおやすみ!」
「ちょっと待って!!」
「なんでござる?」
 「剣心・・剣心の本音を聞かせて・・」
 「拙者の・・本音?」
 「巴さんのこと・・今でも好きでしょう?やっぱり。・・私は・・私は巴さんの代わりなの?」
 俺はドキッとした。
そう。最初はそのつもりだった・・巴の代わりに幸せにしようと・・
「・・いや・・けしてそのようなことはないでござる。」
「本音を・・言って・・本当のこと・・」
 さすがだな・・お見通しか・・
「・・たしかに最初はそうだった。・・巴の代わりに・・薫殿をまもろうと・・幸せにしようと・・」
「・・・・」
「あのとき・・守りたかったものを守りきれなかった自分が・・とても・・」
「剣心・・?」
「・・とても・・悔しかったからっ・・」
目の前が滲む・・あの日以来・・泣いたことなんてなかったのに・・
そうあの雪の日以来・・
「剣心・・ごめんなさい・・こんなこと聞いて・・」
「いや。・・・今は薫殿を・・巴の代わりとしてでなく・・守りたいと思っている・・」
「・・ありがとう。剣心・・」
ギュッ・・
「薫・・殿・・!?」
「いいから。泣きたいだけ泣いて。・・本音で接して欲しいっていったでしょ?」
「・・ありがとう・・薫殿・・・」
「さぁ。もう寝ましょっ。おやすみ」
いつのまにか、彼女の目にも涙が浮かんでいた。
「おやすみでござる」
俺の涙はいつのまにか乾いていた・・
俺はまだすこし赤い目をこすり
瞳を閉じた・・
+++

雪が降る・・

それは昔の辛い思い出を思い出させるもの。

ずっと嫌いだった。

怖かった

あの人を思い出すから・・

守りきれなかった自分が・・

幸せにできなかった自分が悔しかったから・・

でも・・

今の自分には守るものがある・・あの人のかわりとかじゃない

本気で守りたいと思ったもの。

答えを導き出してくれた人・・。

守りたい・・

俺が初めて愛した人―――

今度雪を見たら・・

嫌いじゃない・・

怖いじゃない・・

君の面影をさがしてみたい・・・






***いいわけ+++
おっそろしいものがでてきてしまったぁ・・・・。
ってかコレ、ひとつ前のPCで打ってたやつですよきっと!!
見 逃 し て く だ さ い ・・・・・ 。
おそらくはじめてつくった剣薫小説かと・・・。
私のリア友の方。「どこまで古いんだよコレ!!」
って思いましたよね?特にことはさんと刹那さん。(汗
あーもう・・・自分が嫌になってきましたよ・・・。
最後まで読んだ方に拍手喝采です。