「僕を、許して…」

「君を、ひとりにしてしまう…」

「寂しい、よ…」







別離わかれ









どんどん、君の顔がぼやけていく。


ああ、僕は、死ぬんだって。
今度こそ、実感した。



今まで、戦いの中に身を置いて、

"死"なんて、恐れたことはなかった。



けど、どうしてだろう。
今、"死"を目前にして、
"死"を恐れている自分は。



君が、言ってくれたから。


「嬉しかった」


「僕と生きていきたいって、君が言ってくれたから」



君は知らないでしょう。
君の一言が、こんなにも嬉しい僕を。


僕も知らなかった。




"死"を恐れなかった僕が

君といることで、変わっていたこと。



「僕も、生きたいと、思った」


叶わぬ願いを、口に出す。




君と一緒に。


でも、その願いは、叶うことはないから。





君の、声が…
どんどん遠くなっていく。


僕は、一緒には、生きられない。



「僕を、許して」



君と、生きたかった。

どこまでも、離さずに。
二人で。




「君を、ひとりにしてしまう…」




こんなにも求めているのに




「寂しい、よ…」




生きたい。





「君と、離れたくない…」


生きたい。

生きたい。

君と生きたい。

一緒にいたい。

君の横で。



悔しいよ。

初めて心から望んだものは、手に入らない。







泣いてるの?


もう、君の顔も、ちゃんと見えないけど
なんとなくわかるんだ。
君は、優しいから





「声を、聞かせて…」




ずっと忘れないように。




別離の時がくる。




ごめんね。


ありがとう。




さよなら。










-fin-










*あとがき*
総司バッドエンドより。
夜中にふと浮かんで突発的に書いちゃいました
つーか短っ!!!笑
総司は、死ぬとき、とにかく悔しかったと思うんですよ。
千鶴ちゃんと生きたいってやっと思えたのに、すぐについえてしまうんですから

セリフからも、生きたいって気持ちがすごい伝わってきた気がしたので、「生き
たい」っていうのを強調して使ってみました。
…にしても…いつもながら自分の文才のなさに嫌気がさすわ…