年を負うごとに
強くなる。
段々、強くなる。
この気持ちは。
クレシェンド
「辰玲、何か欲しい?」
2月13日深夜。
いつものように同じ布団に寝転んでいた義弟が、突然そう言う。
「…なんだ…突然…」
正直、コイツの突拍子もない発言には慣れているからそんなに驚かない。
「お金ないから安いものね」
何の話をしているのか…。
"何故"という俺の質問にも答えず、ほたるは更にそう言う。
「…もとよりお前に金など期待していないが…」
「うん。じゃあ話が早いや。…で、何?」
「何と言われても…」
全くほたるの発言の意図が掴めない。
…まぁ、いつものことだが。
「…だから、何故そんなことを聞くのか、と聞いている」
再度そう尋ねる。
「んー…だってチョコじゃ芸がないかなって…」
「…何の話だ。」
チョコ?
全く意味がわからない。
欲しいものの話をしていたのではなかったか
いつの間にチョコになった?
「大体チョコって甘いしー…」
「チョコが甘いのは当然だろう。今更何を言って……というか何故チョコの話に
…」
一応ツッコミを入れて、再度"何故"と尋ねる。
「だってバレンタインと一緒なんだもん。」
またそういう見当違いな答えを…。
頭が痛くなってきた
「いつも言っているだろう。主語をきちんと入れろ!…何がバレンタインと一緒な
んだ?」
「辰玲の誕生日」
ほたるのその答えに、一瞬思考が停止する。
「誕…生日…?」
「うん。だってあと3分で辰玲の誕生日じゃん」
ふと枕元の時計を見る。
23時57分。
忘れていた。確かに今日は2月13日だ。
「で、何が欲しいの?」
それで先程から何が欲しいかなどと…。
「ほたる…」
誕生日、というものに特に執着はないが、普段から何も考えていないコイツがそ
のことを考えてくれていたということが。
素直に、嬉しかった
毎年思っているような気がするが…
それでも、嬉しいのだ。
「…何もいらん。」
愛しいと、思う。
毎年、毎年。
同じことのはずなのに
気持ちの大きさが、違う。
「…えーなんで。」
「…これも毎年言っていることだがな……。俺は、お前がいればそれでいいのだ
。」
大きくなる。
だんだん、大きくなる。
「…そうだな。しいて言えば…明日は一緒にいろ。それでいい。」
「…わかった。」
横に寝転がっているほたるの頭を抱き寄せる。
時計が0時を指す。
「辰玲…ハッピーバースディ」
ほたるが、小さく囁いた。
fin
*あとがき*
ハッピーバレンタイン!
そして辰玲お誕生日おめでとー!!
即興で書いたので短い上によくわかりません←
ちなみに、この後の話…あります。実は。
だってこのあとやることはひとつしかna…(ry
モロなので一応年齢制限かけておきます。
大丈夫な方だけ下へお進みくださいませ。
あと、一応、フリーです。煮るなり焼くなりお好きにしてやってください。
…まぁ、誰もこんなのいらないよね。笑
2010年 2月14日 如月神無 拝
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